【アスリートのための栄養 vol.2】関節や腱が痛むとき
関節や腱は、一度痛めるとなかなか治りにくく、また繰り返し痛めたりしやすいですよね。
これは、関節や腱は血流が流れにくく、痛くなってから治りにくい場所だから、ということだそうです。
アイシングやストレッチ、マッサージといったケアはもちろん大切ですが、痛みの改善とともに、関節や腱の成長についても、栄養面からサポートすることはとても重要です。
そして、関節や腱のために必要な栄養素を「いつ」摂るのか、ということも大事なポイントのようです!
関節や腱は骨と骨のつなぎ目。軟骨がクッションの役目をしています。軟骨の構造を支えているのがコラーゲンで、軟骨を構成する成分にはグルコサミン、コンドロイチンなどがあります。
<中略>
また、体内でコラーゲンが合成されるときビタミンCが必要になるので、ビタミンCもいっしょにとりましょう。
<中略>
関節の治癒作用は、成長ホルモンが分泌される夜に活発になります。とくに夕食は、これらの栄養素を意識した献立を考えましょう。サプリメントを併用するのもひとつの方法です。
ー「スポーツ選手のための食事400レシピ」(発行:学研パブリッシング)より
では、どんなメニューを夕食にするといいのでしょうか?
たとえば、上記の本では…
“手羽元のスープ”
“納豆とめかぶのネバネバあえ”
“フルーツと生ハムのサラダ”
などが紹介されています。
どのような食品を摂ればいいかというと、
コラーゲン(手羽先や豚足、魚の皮、うなぎ、フカヒレ、エイのヒレ、ゼラチンなど)+ビタミンC
グルコサミン(軟骨、うなぎ、フカヒレ、やまいも、オクラ、きのこ類など)
コンドロイチン(鶏皮、うなぎ、フカヒレ、やまいも、納豆、なめこなど)
これらの組み合わせを考えることで、手間いらずのメニューでもしっかり栄養がとれます。
関節や腱が痛むときは、ぜひお試しください!