Northern Rise 時事ネタオピニオン Vol.19

瀬川猛SC(スポーツコーディネーター)のスポーツ時事ネタ第19弾!

瀬川SC(スポーツコーディネーター)によるスポーツの時事ネタ紹介の第19弾をお届けします!

 

※9月5日から9月18日までの気になる時事ネタを日付順に掲載

 

目次

1.「旧宮古署 市が改築利用」~交流やスポーツの場に~(岩手県宮古市)

2.「花巻東から新しい風を」~花園3度の八木監督が復帰初陣を飾る~(岩手県花巻市)

3.「不屈の右腕 開花」~奥州出身・独立リーグ堺の河内山~(岩手県奥州市)

4.「永井メダルへ足場固め」~コロナ下、県内拠点に~(岩手県盛岡市)

5.「障碍者就労支援の盛岡・ドリームファーム」~ソフトチーム始動~(岩手県盛岡市)

6.「サッカー場完備のイオンタウン」~岐阜県北方町に2022年秋開業~(全国版)

7.「沿岸初ボルダリング場」~世代超えて交流の場に~(岩手県大船渡市)

1】「旧宮古署 市が改築利用」~交流やスポーツの場に~

宮古市は、同市神林の旧宮古警察署を「宮古地域創生センター」として整備する。子ども向けのプールを新設し、庁舎内の各技場やホールをスポーツの場として活用。閉所予定の市内の施設からシルバー人材センターなどの機能も移転集約する。今月中旬に着工し、幅広い世代が利用できる拠点として2020年4月の利用開始を目指す。

岩手日報 2020/09/05

複合施設、交流スペース等々響きのいい言葉や、こんな機能があったら良いなという考えだけで大規模な公共施設を作る(改修であっても)のは非常に危険。一見大きなイニシャルコストより、蓄積するランニングコストのほうが大きいことから、公共施設を作ることが必ずしも豊かなまちづくりの実現につながるものでありません。

 

【2】「花巻東から新しい風を」~花園3度の八木監督が復帰初陣を飾る~

100回の節目を迎える全国高校ラグビー大会の切符を争う県大会が開幕した5日、今季から花巻東の指揮を執る八木監督が同校での初陣を白星で飾った。宮古、黒沢尻北を計3度、花園に導いた名将は昨春「好きなラグビーに再び、関わりたい」と定年まで2年を残して宮古高校校長を退き、指導者として現場復帰。「新しい風を起こしたい」と未知数の新鋭校の成長に力を注ぐ。

岩手日報 2020/09/06

教員としてキャリアを全うする前に新しいキャリアに挑戦。定年を迎えてから第2の人生をスタートさせるか、情熱が熱いうちに第2の人生をスタートされるか。誰しも時間は平等。しかし、それぞれの人生の有限な時間をどう使うのか、非常に考えさせられる挑戦です。

 

【3】「不屈の右腕 開花」~奥州出身・独立リーグ堺の河内山~

大谷翔平と同郷で同い年の若武者が、独立リーグで能力を開花させた。「さわかみ関西独立リーグ」の堺に所属する河内山拓樹だ。岩谷堂高時代は無名だった投手がトレーニングを重ね、最速146㌔までアップ。8月22日の兵庫戦ではリーグ初の無安打無得点試合を達成した。「能力向上を第一に考えながら、上のステージを目指していきたい」。今年2月に渡米して米大リーグ入りを目指した右腕は、プロ野球も視野に入れ挑戦し続けている。

岩手日報 2020/09/08

記事によれば、県内の大学に進学するも野球部には所属せず、県内の強豪社会人チームで腕を磨いた経歴が紹介されています。つまり、夢を掴むためには正解の道はなく、道は自らが切り拓いていく強い信念を河内山選手が証明しています。まだ、志す半ばでしょうが、河内山選手の活躍に期待しましょう。

 

【4】「永井メダルへ足場固め」~コロナ下、県内拠点に~

ノルディックスキー複合で冬季五輪2大会連続代表の永井秀昭は、2020年の北京冬季五輪に向けて孤軍奮闘中だ。コロナ禍で海外遠征が中止となり、現在は自宅がある盛岡市を拠点に練習を継続。今月5日に37歳を迎えたベテランらしく、自分のペースでじっくり足元を固めている。

岩手日日 2020/09/09

大きくのトップアスリートがコロナ禍で練習スケジュールを大幅に変更せざるを得ない年になっています。海外はもちろんのこと、都道府県をまたぐ移動もしづらい中、地元を拠点にどう強化していくのか。ハード面などは満足のいく環境ではないかもしれませんが、地元にいる今こそ原点回帰で、オリンピックイヤーの活躍に期待しましょう。

 

【5】「障害者就労支援の盛岡・ドリームファーム」~ソフトチーム始動~

障害者の就労支援に取り組む盛岡市乙部のドリームファームがソフトボールチームを結成し、活動を本格化させている。元高校野球解説者の大川孝夫さんも協力し、練習指導や備品の寄贈で後押し。関係者はスポーツの力を実感するとともに、大会開催や障害者理解の広がりを期待する。

岩手日報  2020/09/15

スポーツの良さを生かし、地域の活性化や障害者の支援に理解を深めるための取り組み。改めてスポーツの意義、スポーツの本質があるように思えます。

 

【6】「サッカー場完備のイオンタウン」~岐阜県北方町に2022年秋開業~

岐阜県本巣郡北方町は14日、イオンタウン(千葉市)と広域交流拠点施設整備事業に関する基本協定を締結した。2022年秋ごろ、同町曲路地区にサッカーコートや芝生広場を備えた複合施設のオープンを目指す。イオンタウンは県内で6カ所目となる。

事業は町南東部の農地を複合施設、企業誘致、集約農地などに分けて整備する地域再生計画の一環。6月には、町が公募型プロポーザル方式で事業者を同社に選定した。

全国のイオンタウンでも初となるサッカーのフルコートを備え、ゴーカートや芝生公園など広場機能を充実させる。施設内には30前後の店舗が出店予定。複合施設は延べ床面積約3万平方メートル、総敷地面積約8万5000平方メートルの規模を予定している。

岐阜新聞web 2020/09/15

郊外のショッピングモールの建設の是非は、まちづくりにおいて常に議論されるところですが、コロナ禍でネット化が加速する中で郊外型ショッピングモールのあり方も当然変化が求められています。サッカー場、グランピング広場を併設することによって、新たな付加価値を高め、郊外型ショッピングモールvs中心市街地ではなく、ショッピングモール×まちづくりになることを期待しましょう。

 

【7】「沿岸初ボルダリング場」~世代超えて交流の場に~

大船渡市盛町に17日、本県沿岸部で初となるボルダリング施設がオープンする。同市出身で東京都のウェブ製作会社「マーシー」を経営する浦嶋雄昇さんが新規事業として整備したもので、店長は大船渡市の同級生で長年ボルダリングジムのスタッフを務めてきた千田真一郎さんが務める。2人はボルダリングの魅力を発信しながら、市の活性化にも貢献する考えだ。

岩手日報 2020/09/16

整備のきっかけは「大船渡にはスポーツを楽しむ施設が少ない。ボルダリング施設があれば地元の活性化につながるのではないか」と話したことからスタート。ますは2人の勇気に敬意を表するとともに、スポーツ施設の整備はまちづくりのインフラ整備の一旦にも思えてきた。行政中心のインフラ整備から、より広範な領域での「スポーツ施設×○○」といった具合に、様々なものと組合せにより無限の可能性を秘めるインフラ整備(スポーツ施設)が必要な時かも知れません。

次回もお楽しみに!

今週からプロスポーツの人数制限が緩和され、新たなステージがスタート。各競技、カテゴリーで新人戦、秋季大会もスタートし、待ちに待ったスポーツの秋が到来。プロ・アマ問わず、目の離せない連休になりそうです。

では、また!