Northern Rise 時事ネタオピニオン Vol.24

瀬川猛SC(スポーツコーディネーター)のスポーツ時事ネタ第24弾!

瀬川SC(スポーツコーディネーター)によるスポーツの時事ネタ紹介の第24弾をお届けします!

 

※11月14日から11月27日までの気になる時事ネタを日付順に掲載

 

目次

【目次】

1.「合同練習で心のキャッチボール」~平舘高とスポ少~(岩手県八幡平市)

2.「全国懸けラグビー奮戦」~ヒーローズ杯東北大会~(岩手県一関市)

3.「岩渕、種目別3連覇に挑む、3季ぶり勝利狙う潤志郎」~ウィンタースポーツ本県関係選手展望~(岩手県版)

4.「アウトドアで交流人口拡大」~県フォーラム~(岩手県北上市)

5.「合同チーム優勝」~県中学校IH~(岩手県版)

6.「晴れ舞台 感謝の力走」~コロナ下の日報駅伝~(岩手県版)

7.「岩手で「歩くサッカー」の体験会」~誰でも楽しめるスポーツ広めて~(岩手県版)

【1】「合同練習で心のキャッチボール」~平舘高とスポ少~

八幡平市の平舘高硬式野球部と、市内の松尾、田頭、寺田の野球スポーツ少年団は14日、同市のアリーナまつおで合同練習を行い、爽やかな汗を流した。

球児同士の交流を深めるため初企画。野球部10人とマネージャー3人、3スポ少の児童約30人が参加し、打撃や守備など約2時間練習をともにした。

岩手日報 2020/11/15

児童との交流と言えばもっぱらプロ選手や元プロ選手が思い浮かぶが、最近は地域で活躍する社会人選手や高校生なども積極的に地域貢献している記事が目立ちます。

11月2日の岩手日報では二戸市の小学生チームの「二戸ドリームクラブ」と社会人野球の「阿部繫孝商店野球部」、11月17日の岩手日報では金ケ崎町などの小学生と社会人野球の「トヨタ自動車東日本硬式野球部」が交流している記事が掲載されています。

こういった取り組みが各地域で広がり世代間交流や地域活性化につながることが期待されます。

 

【2】「全国懸けラグビー奮戦」~ヒーローズ杯東北大会~

小学生年代日本一を決める「ヒーローズカップ」(NPO法人ヒーローズ主催)の東北大会は15日、一関市のサッカー・ラグビー場で開かれ、子どもは1枚の全国切符を目指して楕円球を追い掛けた。大会を主管する同カップ実行委の益子実行委員長は「15人制はやはり少子化の波が大きい。中学生は部活、スクールの受け皿がなくて、小学校で終わってしまう子も少なくない。小中とラグビーを経験しても、地元の高校に進学したら部がなかったり。教員も働き方改革が叫ばれる時代、受け皿を増やすため外部コーチを積極的に登用するべきだ」と語る。

岩手日報 2020/11/16

昨年のワールドカップ日本開催でラグビー人気は確実に増えたことは非常に嬉しいが、やはり育成年代で継続的な活動が途切れてしまうのが課題との事。先週のオピニオンでもお伝えしたが大人数を必要とする競技をどう継続させていくべきか。改めて部活動改革に待ったなし。

 

【3】「岩渕、種目別3連覇に挑む、3季ぶり勝利狙う潤志郎」~ウィンタースポーツ本県関係選手展望~

ジャンプ男子の小林陵有選手(盛岡中央高出)は2季ぶりの個人総合王者を目指す。

同じくジャンプ男子の小林潤志郎選手(盛岡中央高出)は昨季最高10位から3季ぶりの頂点を目指す。

複合男子の永井秀昭選手(盛岡南高出)は北京冬季五輪で悲願のメダル獲得を目指し、世界選手権に焦点を合わせる。

スノーボード女子の岩渕麗楽選手(一関学院出)はビックエアで種目別3連覇の偉業に挑む。

岩手日報 2020/11/20

紹介されている選手は全て世界の頂点を目指しており、本県のウィンタースポーツのレベルの高さが窺えます。今シーズンはコロナ禍で思うような調整できなかったとの事ですが、海外勢も同様な状況下にあることから、2022年北京冬季五輪を目指した本県関係選手の健闘を期待しましょう。

 

【4】「アウトドアで交流人口拡大」~県フォーラム~

いわてスポーツコミッションは20日、北上市で県アウトドアフォーラムを開いた。観光関係者ら約30人が参加し、自然を生かしたスポーツや観光による交流人口拡大の可能性を探った。県のアクティビティ先導モデルに選ばれた、北上川でのラフティング体験などを行う花巻スポーツランド(白畑代表)、西和賀町のトレッキングツアーなどを手掛けるネビラキ(瀬川代表)が誘致手法や展望を話し合った。

岩手日報 2020/11/22

広大な県域と恵まれた自然環境を生かしたアウトドア×観光の取り組みは大きな可能性を秘めており、11月16日の岩手日報では岩泉町のマウンテンバイクやランニングで競う「岩泉グラベルチャレンジ」が紹介されています。その他に紫波町のトレイルランニングや八幡平市のスキー場を活用したマウンテンバイク体験などDMOの記事が増えています。観る観光より、体験する観光が求められているという事でしょうか。

 

【5】「合同チーム優勝」~県中学校IH~

アイスホッケーの県中学校大会は23日、盛岡市のみちのくコカ・コーラボトリングリンクで行われ、「レッドウィングス・石鳥谷イーグルスが決勝で水沢ドルフィンズを4-3で下し、優勝を飾った。

岩手日報  2020/11/24

中体連主催の大会で合同チームが優勝。注目すべきは合同チームの優勝だけでなく、参加チームが○○中学校ではなく、○○ペンギンズ、○○スターズといったクラブチーム単位で参加していること。アイスホッケーだけでなく、各競技も近い将来このような形に変化していくのではないかと感じ、小さいながら目に留まった記事を取り上げてみました。

 

【6】「晴れ舞台 感謝の力走」~コロナ下の日報駅伝~

79回を数える、重みあるたすきは昨年から、今年、そして来年へとつながった。新型コロナウイルス感染症が全国的に流行する難しい社会情勢にあって、23日に開かれた一関・盛岡間駅伝競走大会(日報駅伝)は選手、関係者が一丸で対策に万全を期し、無事「完走」を成し遂げた。多くの選手が走れる喜びと感謝を胸に全力を尽くし、沿道の観客はマスク姿で精いっぱい励ました。

岩手日報 2020/11/24

岩手県内の駅伝ビックレースの一つである日報駅伝。コロナウイルスの感染症が流行する中で行事や大会が相次ぐ中、大会を開催した主催者、関係者、そして参加チームの皆さんお疲れ様でした。大相撲やプロ野球がシーズンを無事に終え、記事の見出しに「無事に完走」の文字が。今年はいかに大会を開催するのが難しい年だったのが窺い知れます。だからこそ、大小問わず大会を開催される関係者の皆さんには感謝の気持ちしかありません。

 

【7】「岩手で「歩くサッカー」の体験会」~誰でも楽しめるスポーツ広めて~

岩手県サッカー協会は12月5日、「サン・ビレッジ紫波」(紫波町)でウオーキングサッカー体験会を開催する。ウオーキングサッカーは歩いて行うサッカーのこと。イングランド発祥のスポーツで、2011年に高齢者の健康にために行ったものが現在のルールにつながるとされている。イングランドでは愛好者が約6万人に増大し、海外へと拡大。日本では、日本サッカー協会が中心となり普及活動を行っている。

地域によって細かなルールの差はあるが、走ってはいけない、ヘディング・接触プレーは禁止といった特徴があり、日本独自のルールとして「相手が保持しているボールを取らない」ことも取り入れている。日本サッカー協会によると、性別や年齢、サッカー経験の有無、障がいの有無にかかわらず、多種多様な人が一緒にプレーでき、負担が少なく楽しめるスポーツとして広まりつつあるという。

盛岡経済新聞 2020/11/25

サッカー=(イコール)激しいスポーツという印象があるが、そもそもスポーツとは楽しむことが原点ではないか。そういった意味では楽しく体を動かして、みんなで楽しむ。まさに生涯スポーツの本質がここにあるような気がします。

 

次回もお楽しみに!

岩手県でもコロナウイルス感染症の流行が拡大し、行事やイベントが相次いで中止になっていますが、日報駅伝のように歩みを止めることなく、今後も大会が開催されることを願っています。

では、また!