Northern Rise 時事ネタオピニオン Vol.26

瀬川猛SC(スポーツコーディネーター)のスポーツ時事ネタ第26弾!

瀬川SC(スポーツコーディネーター)によるスポーツの時事ネタ紹介の第26弾をお届けします!

 

※1月1日から1月15日までの気になる時事ネタを日付順に掲載

 

目次

【目次】

1.「アマタケ箱根走者(専修大)の胸に」~ユニホームスポンサー制度~(岩手県大船渡市)

2.「園児対象に野球教室」~高田高・久慈東高~(岩手県陸前高田市・久慈市)

3.「ブルズ待望の練習拠点」~ビックブルズアリーナ開所~(岩手県矢巾町)

4.「箱根駅伝出場の松川選手(芝浦工大)」~母校・花巻東高に報告~(岩手県花巻市)

5.「考える力養う恩師の教え」~サッカー日本代表女子・清水梨紗~(全国版)

6.「カヌー競技推進へ活用」~企業版ふるさと納税~(岩手県奥州市)

7.「古本でブルズ応援を」~査定額分を強化費に・買取販売の盛高商店~(岩手県盛岡市)

 

【1】「アマタケ箱根走者(専修大)の胸に」~ユニホームスポンサー制度~

第97回東京箱根往復大学駅伝でユニホームスポンサー制度が導入される。大船渡市の食品製造販売アマタケが専修大学の同スポンサーとなった。

岩手日報 2020/12/31

これまでの箱根駅伝の楽しみ方として優勝争い、県出身者の走りに注目してきた箱根駅伝。
また一つ注目すべきポイントが増え、最後まで見逃せない箱根駅伝になりそうですね。
※実際に箱根駅伝を視聴して確かに専修大の走りは気になりましたね。また半数以上のチームがスポンサーロゴを採用していました。

 

【2】園児対象に野球教室~高田高・久慈東高~

陸前高田市の高田高の野球部員は同市の米崎保育園など2施設で、久慈市の久慈東高の野球部員は同校で保育園児対象の野球教室を開いた。

岩手日報 2021/01/07・08

競技人口の減少傾向にある中、地域振興と普及を目指した取り組み。
これまでは小中学生を対象とした野球教室が多かった印象ですが、取り組みの対象が未就学児まで広がっています。
昔は公園などで簡単に遊べたスポーツも今は利用規制があり、小さい頃から体を動かす習慣が付きにくい時代。
今は小さい頃からいろいろなスポーツに触れる機会を“与える”時代なのかもしれません。

 

【3】ブルズ待望の練習拠点~ビックブルズアリーナ開所~

バスケットボール男子のBリーグ3部の岩手ビックブルズの練習拠点、「岩手ビックブルズアリーナ」が開所した。矢巾中サブ体育館を改修し、これまで盛岡市内の複数の施設を利用していた練習環境を改善。

岩手日報 2021/01/08

ビックブルズアリーナは町が体育館を改修し、ブルズに貸し付けることで使用料を得る。
町は利用率が低い体育館を有効活用し、ブルズは大きな投資をせずに専用体育館を持つことができる。
地域はスクール事業などでプロから指導を受けられるwin-winの仕組み。
町が改修することに賛否があるかも知れないが、町の生き方として決して間違いではないのだろうか。

 

【4】箱根駅伝出場の松川選手(芝浦工大)~母校・花巻東高に報告~

箱根駅伝に関東学生連合チームの一員として出場し、復路の10区を力走した芝浦工大2年の松川雅虎選手(花巻市出身)が母校である花巻東高を訪れ、小田島校長に出場を報告した。

岩手日報 2021/01/09

松川選手は参考記録ながら区間6位に相当するタイムで力走。
筆者も大逆転の優勝争いとともに松川選手の走りに注目してテレビ観戦しておりました。
年末年始は各競技で高校生の全国選抜大会が開催されていますが、県代表の戦いともに県出身者の活躍も楽しみの一つです。
筆者が知る中でも高校駅伝、ウィンターカップ(バスケットボール)、高校サッカーと県出身者が活躍しており、違った角度で年末年始のスポーツを楽しむことができました。

 

【5】考える力養う恩師の教え~サッカー日本代表女子・清水梨紗~

指導者との出会いが、競技人生を左右する。なでしこジャパンのDF清水選手(日テレ)には「サッカーの基礎を教わり、人間としても鍛えられた」と慕う恩師がいる。

恩師の名は多くの日本代表選手を育て、「鬼軍曹」とささやかれるJ2東京ヴェルディで育成部門を統括する寺谷真弓アカデミーダイレクター。
清水選手によれば、寺谷さんは「学校が一番、サッカーはその次」と言い、土日に学校行事があれば基本的に練習や試合より優先。成績が悪ければ練習に参加できる日を制限されたという。清水選手は高校卒業後も文武両道を貫き、日テレでプレーしながら国士舘大を卒業した。

朝日新聞 2021/01/10

13年ぶりに箱根駅伝を制した駒沢大学の大八木監督は勝てない時期が続き「変えなくちゃいけないところがあるのだろう」と選手との接し方に試行錯誤してきたという。
育成年代の指導者とは、競技面だけではなく、子供たちの内面を磨き、時代に合わせて自分自身を磨き続けることでしょうか。

 

【6】カヌー競技推進へ活用~企業版ふるさと納税~

奥州市は、企業版ふるさと納税の制度により、2020年度初めて2事業者から寄付を受領・受領予定であると公表した。いずれもカヌー競技推進事業を対象事業とし、シフトプラス(⼤阪市)からは20年10⽉に300万円の寄付を受け、今年度カヌー⼤会開催経費や⽤品購⼊に活⽤する。信⾦中央⾦庫(東京都)からは創⽴70周年記念事業「SCBふるさと応援団」の申請決定通知を受け、今後1000万円の寄付を受ける予定で、21年度以降の事業充当を⾒込む。

岩手日日 2021/01/14

筆者はカヌーにも奥州市にも特に詳しくありませんが、時事ネタを追いかけていると不思議と“奥州市=カヌー”のイメージが定着しています。
自治体の独自色を貫く姿勢って改めて大事ことですね。

 

【7】古本でブルズ応援を~査定額分を強化費に・買取販売の盛高商店~

盛岡市の古本買い取り販売盛高商店はバスケットボール男子Bリーグの岩手ビックブルズを応援するため、観客に古本などの寄付を呼び掛ける「ス本サー(スポンサー)」事業を始める。寄付を受けた古本などの査定額と同額をチームに提供し、強化費として役立ててもらう。

岩手日報 2021/01/15

“ス本サー”というネーミングといい、事業の発想が素晴らしい。
言い方は悪いが、不要になったモノで応援できる仕組み。
自分と他者を結びつけるだけではなく、愛するチームをも結びつける新たなリサイクルの取り組みに注目です。
岩手ビックブルズを応援する際は是非“本”を片手に会場へ。

 

次回もお楽しみに!

今週から2021年時事ネタオピニオンがスタートします。

今年は東京オリンピックの開催が大きな焦点になりそうなスポーツ界ですが、岩手ローカルネタも見逃さず注目の時事ネタを取り上げていきます。

では、また!