Northern Rise 時事ネタオピニオン Vol.2

瀬川猛SC(スポーツコーディネーター)のスポーツ時事ネタ第2弾!

今年は暖冬、雪不足ということで、そんなことも話題にしている瀬川SC(スポーツコーディネーター)によるスポーツの時事ネタ紹介の第2弾をお届けします!

 

※1月11日から1月24日までの気になる時事ネタを日付順に掲載

 

 

【目次】

【目次】

1.「雪不足 競技活に暗雲」スキー大会中止や延期(全国版)

2.「筒香“原点”戻り心新た」中学時代所属チームで交流(全国版)

3.「楽しく運動生きがいづくり」児童、園児と交流すみれ会最終回(岩手県花巻市)

4.「厚底シューズ禁止へ」英報道、世界陸連の新規則で(全国版)

5.「絶対に〇〇してはいけない大会」(福岡県宗像市)

6.「茎崎地区文化・スポーツクラブ」クラウドファンディングの挑戦(茨城県つくば市)

7.「期待寄せる砂浜再生」浪板海岸(岩手県大槌町)

8.「最終選考に134人挑戦」いわてスーパーキッズ(岩手県版)

9.「スポーツで地域づくり」県政懇談会、6人が知事に課題説明(岩手県版)

10.「独ドルトムントと協定」グルージャ、育成目的に(岩手県版)

11.「チーム岩手」世界で一丸、岩渕選手をサポート(岩手県版)

12.「岩渕麗楽杯たげばすり大会」積雪なく中止決定(岩手県一関市)

 

【1】「雪不足 競技活に暗雲」スキー大会中止や延期(全国版)

札幌市の白旗山では例年、1月に例年は30㎝の積雪があるが、今冬は3~4㎝の場所もあり、ところどこで土がのぞくため、コース設営ができず、レース中止に追い込まれた。札幌に限らず、学生の大会などは全国で続々と中止が決まっている。ノルディック複合の五輪メダリスト、渡部暁人も年末年始は地元の長野県ではなく、北海道富良野市などで調整「長野の全滅。雪を求めて行った。」と言う。

岩手県では11日、八幡平市で県中学校・高校大会などが予定通りに行われており、現状では影響が出ていないとの事。

気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、全国385ヶ所のスキー場のうち、オープンしているのは73.5%(1月20日時点)。昨年この時期は9割以上がオープンしていた。

岩手日報 2020/01/12

瀬川SC

スキー場を運営する自治体の財政状況は厳しく、施設の老朽化の進行で運営面も厳しくなる事。
せっかくのウィンタースポーツに触れる貴重なチャンスなのに、気候には勝てませんね。
今後もこの状況が続くと、将来的にウィンタースポーツの未来はどうなるのかな。

【2】「筒香“原点”戻り心新た」中学時代所属チームで交流

12日DeNAから米大リーグ、レイズに移籍した筒香嘉智選手が中学時代に所属した「堺ビックボーイズ」の子どもたちと交流した。高校野球で導入される投球制限に言及。「ゴールではない。大人が子どもたちを守るために考えてやってほしい」と言葉に力を込めた。

今春から、高野連主催大会期間中の1週間で1人の投手の投球総数を500球以内とする球数制限が導入される。日報の記事にありませんが、筒香選手は「ルールを作ったから前進とはよく言われますけど、ただ作ったらいいのではなくて、子供たちの成長の過程の中で真剣にルールを考えないといけないし、その“球数制限”ができたことがよかったとよく報道されますけど、僕は、それは違うんじゃないかなと思います」とまだまだ議論の余地が残されていることを訴えた。(スポーツ報知の記事から補足)

岩手日報 2020/01/13

 

瀬川SC

本当に難しい問題ですが、筒香選手のように発言力・影響力がある選手が発信し続けることで少しでも子供たちの環境が変わってほしいと願っています。

【3】「楽しく運動生きがいづくり」児童、園児と交流すみれ会最終回

花巻市石鳥谷町の1人くらしの暮らしの高齢者を対象とした交流事業「石鳥谷すみれ会」の2019年度最終回が9日に開催され、参加者が児童や園児と触れ合い楽しい時間を過ごした。最終回は新堀小の2年生10人も訪れて交流し、障害者スポーツ「ポッチャ」や風船バレーなどを体験。

岩手日日 2020/01/13

瀬川SC

記事では我が「ノーザンライズ」代表の平野伸が紹介されています。
こう言う地道な取り組みは本当に大事で、それを記事にしてもらう平野代表にアッパレ。
障害者スポーツなど多様な活動こそが総合型地域スポーツクラブの価値。
記事にしてくれた岩手日日さんありがとうございます。

【4】「厚底シューズ禁止へ」英報道、世界陸連の新規則で

陸上の長距離で好記録が続出して注目されている米スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」が世界陸連の新規則によって禁止されることになると15日、複数の英メディアが報じた。年末の箱根駅伝でも大半の選手が着用。区間新記録が相次ぎ、大会記録も大きく更新された。

16日の東京株式市場では「厚底シューズ」禁止報道を受けてアシックスの株価が急伸し、一時、前日終値比7.9%まで上昇した。

岩手日報 2020/01/16

瀬川SC

水泳の水着(レーザーレーサー)のように、例え用具を禁止したとしても世界記録新は更新されている訳で。
スポーツ界はテクノロジーの進化によって用具だけではなく、あらゆる面で進歩しているという事。
何はともあれ、オリンピックまで半年を切っていることから、“アスリートファースト”の視点から早期決着を願う。

【5】「絶対に〇〇してはいけない大会」

福岡県宗像市で開かれた第6回益子直美カップ小学生バレーボール大会。出場チームにはある特別なルールが科されている。それは、指導者が選手を“絶対に怒ってはいけない”こと。試合前の練習を見てみると怒りたいところをぐっとこらえる指導者の姿も。試合が始まるとにこやかに選手を励ます指導者たち。

益子直美さんは「私自身が怒られる指導を受けてきた。バレーを楽しむことができないまま引退をした。もっと楽しく前向きに自分たちが考えられる、考えてどうやってプレーをすればいいかというところを育ててあげたいなと思った」とコメント。

TBSテレビ【NEWS23】 2020/01/15

瀬川SC

怒らない指導って良い悪いの議論ではなくて、やってみた先に「どうしたらいいの?」を考えるキッカケになる。
筆者もさじ加減を覚えるのに数年かかった経験から、指導法は学ぶだけじゃダメで、自分で試行錯誤して身につけることが大事 。

【6】「茎崎地区文化・スポーツクラブ」クラウドファンディングの挑戦

茎崎中学校が中心になって、PTAなど地域の皆さんで協力して設立した市民団体「茎崎地区文化・スポーツクラブ(KCSC)」がその活動を自立させるためのクラウドファンディングを始めました。このクラブの運営は会費と市の助成金で外部委託し、専門講師を招き、生徒が自由に自分でやりたいスポーツを選んで参加できます。また、教員は指導に関わらなくて済むため、部活動の改革と合わせて教員の働き方改革を進めるという先進的な取り組みを行っています。

今後は助成金等に頼らずに、組織的に自立して運営ができるよう、当面の間、活動を自走させるまでの運営資金としてクラウドファンディングでの資金調達に挑戦するとの事。

※運営資金の使途としては、大半が指導者謝金費を予定しています。

茎崎中学校ホームページ及びつくば市長Facebookより引用2020/01/16

瀬川SC

この取り組みの素晴らしいところは、受益者負担を含めて公教育のフレームを打破し、その改革には“共に痛み”が伴うということ。
まさに補助金に頼らない運営こそが総合型スポーツクラブの未来。

【7】「期待寄せる砂浜再生」浪板海岸

岩手県大槌町にある「浪板海岸」は東日本大震災で砂浜が流出し、海開きできない状況が続いているが、地元の公認インストラクターの指導で、夏場を中心にサーフィンなどが楽しめる。町によると、震災前は年間2万人以上が来訪した「サーフィンの聖地」だ。県では今年12月までに砂浜の再生工事を目指し、昨年9月から人工的に砂の投入を進めている。

浪板海岸ヴィレッジで、サーフショップ「K-SURF」を営むプロサーファーの杉本浩さんは、砂浜の復活に向け、震災後に2万人以上の署名を集めた。

杉本さんは「10年がかりとなったが、砂浜の再生が決まり、頑張ってきたかいがあった。町外からも人を呼び込み、震災以前のように大勢でにぎわうビーチにしなければならない」と奮い立つ。

岩手日報 2020/01/17

瀬川SC

東京オリンピックから正式種目となるサーフィン。
杉本さんの想いや努力が報われ、以前の賑わいが戻り、岩手から将来のオリンピアンが育つことが期待されます。
筆者も密かにサーファーへの再生ならぬサーファーへの復帰をせねば。

【8】「最終選考に134人挑戦」いわてスーパーキッズ

世界で活躍するトップアスリートの育成を目指す県主催の「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」の最終選考は19日、盛岡市の県営武徳館で行われ、1次選考を突破したU12(小学生4年生対象)とU15(同6年生対象)の計134人が挑んだ。最終選考を経てU12は30人、U15は15人程度を選出する。

岩手日報 2020/01/20

瀬川SC

八幡平市出身のオリンピアン小林陵侑選手は、その1期生との事。
しかし、不思議なことにスーパーキッズの情報を詳しく調べようとすると、公益財団法人岩手県体育協会のHPは“ただいま準備中につき”閲覧できず。アーカイブとして過去の活動が見られるわけでもない。
これって県主催の事業であれば、事業の成果がわかるようなに見える化が必要では。

【9】「スポーツで地域づくり」県政懇談会、6人が知事に課題説明

スポーツによる地域づくりをテーマにした県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in花巻」は20日、花巻市の合同庁舎で開かれた。県南地方でスポーツによる地域の魅力向上に取り組む6人が参加。達増知事に活動の概要や課題について説明し、地元の環境資源を生かした今後の広がりなどを探った。

達増知事は「指導者や管理、運営する人が不足しているという問題がそれぞれの現場に影を落としている。夏と冬の競技を組み合わせれば収入になるのではないか」と提起。

岩手日日2020/01/21

瀬川SC

知事の問題提起はわかるが、この会議から何かが生まれるのか?
地方創生のように補助金のための意見交換にならなければ良いが。
自治体と民間がパートナーシップの立場で真の地方創生に期待。

【10】「独ドルトムントと協定」グルージャ、育成目的に

サッカーJ3のいわてグルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブは21日、ドイツ1部リーグのドルトムントと選手育成を主な目的としたパートナーシップ協定を結んだと発表。ドルトムントとJリーグのクラブの協定締結は初めて。コーチの派遣を受け、ユースチームなど小中学年代の指導に、ドイツの強豪クラブのノウハウを授ける。

岩手日報 2020/01/22

瀬川SC

これも新スポンサーNOVA効果。グルージャが盛岡商や遠野のような高体連の強豪チームと並ぶ、いや、それ以上に小中学生に選ばれるチームになることこそが、この協定の真の価値。

【11】「チーム岩手」世界で一丸、岩渕選手をサポート

世界を股にかけた快進撃を続けるスノーボード女子の岩渕麗楽選手(一関学院高3年)を岩手ゆかりの2人が支えている。プロボーダーとしてスノーボーダー界をけん引してきた日本代表の西田崇コーチは19歳から10年間八幡平市を拠点に活動し、アスレティックトレーナーの菅原研二朗さんは奥州市出身。日本代表を支える「チーム岩手」が成長著しい力をさらに引き出す。

岩手日報 2020/01/23

瀬川SC

コーチやトレーナーといったスタッフにスポットライトが当たることで、プレーヤー以外で夢を見られる環境であったり、地方に居ても夢をみられる環境あるって大事です。

【12】「岩渕麗楽杯たげばすり大会」積雪なく中止決定  

一関市東山町の地域協働体「たいしたもんだ長坂みらい塾」(鈴木正敏代表)は23日、雪不足のため同町長坂の唐梅館総合公園内で26日に開催予定だった第2回「岩渕麗楽杯たげばすり(竹スキー)世界大会」の中止を決定した。

 鈴木代表は「岩渕選手が好調を保っていることもあり、ぜひ開催したかった。出場者や楽しみにしていた人には申し訳なかったが、雪がないので中止せざるを得ない。来年は時期をじっくり検討して開催を検討したい」と話していた。

                      岩手日日 2020/01/24
瀬川SC

来年も相手が天気だけに難しい判断になりますね。

次回もお楽しみに!

今回は季節柄、ウィンタースポーツに注目してみましたが、日常生活では雪は要りませんが、あるところには雪はほしいものですね。

では、また!